甘く、苦く
第68章 櫻葉【snow flake】
櫻井side
あったかい鍋を食べて、
リラックスタイム。
隣に座ってる雅紀は
ホットココアをもってる。
…可愛い。
口に出したら怒られそうだけど
どうそ今夜は俺が言われる番だし。
「…雅紀、」
「んー?」
テレビを見たまま返事して、
こっちを見てくれない雅紀に
腹が立って。
顎を掴んで上を向かせて
キスをした。
「…ん、ふ、……しょ、さ…?」
ほんのりとココアの味がして。
もっと味わいたくて。
「雅紀、可愛い…」
「はぁ、ん、んん、」
雅紀を押し倒した。
…俺は、ココアという存在を
忘れていたんだ。
「…翔さんって時々バカだよねぇ。」
「ごめん、」
「いや、いいよ?」
だってヤケドしてないもん。
って俺に言う。
こんな時でも満面の笑みなこいつは
どんだけ心が広いんだって思う。
それだから余計に心配にもなる。
「…ごめん雅紀。
お気に入りだったよね?その服…」
「え?全然。
むしろ翔さんに貰ったヤツの方が
大切だけどね?
これはあったかいから
よく着てるだけだよ〜」
黒くなってしまったセーターを見て
俺は溜め息をついた。
「ごめん、ほんと。
今度買うから。」
「えー、いいって。
…それよりも今は、
翔さんが食べたい、…かな?」
あったかい鍋を食べて、
リラックスタイム。
隣に座ってる雅紀は
ホットココアをもってる。
…可愛い。
口に出したら怒られそうだけど
どうそ今夜は俺が言われる番だし。
「…雅紀、」
「んー?」
テレビを見たまま返事して、
こっちを見てくれない雅紀に
腹が立って。
顎を掴んで上を向かせて
キスをした。
「…ん、ふ、……しょ、さ…?」
ほんのりとココアの味がして。
もっと味わいたくて。
「雅紀、可愛い…」
「はぁ、ん、んん、」
雅紀を押し倒した。
…俺は、ココアという存在を
忘れていたんだ。
「…翔さんって時々バカだよねぇ。」
「ごめん、」
「いや、いいよ?」
だってヤケドしてないもん。
って俺に言う。
こんな時でも満面の笑みなこいつは
どんだけ心が広いんだって思う。
それだから余計に心配にもなる。
「…ごめん雅紀。
お気に入りだったよね?その服…」
「え?全然。
むしろ翔さんに貰ったヤツの方が
大切だけどね?
これはあったかいから
よく着てるだけだよ〜」
黒くなってしまったセーターを見て
俺は溜め息をついた。
「ごめん、ほんと。
今度買うから。」
「えー、いいって。
…それよりも今は、
翔さんが食べたい、…かな?」