甘く、苦く
第70章 末ズ【一月一日】
二宮side
温かくて、大きな潤くんの
胸元に顔を埋めたまま、
俺は眠ってしまったみたいだ。
…でも。
頬に感じる違和感。
それがどうしても離れないから
眠たいけれども、
うっすらと瞼を開けば。
潤くんの指が俺の頬に沈んでいて、
身動きが取れないほど、
がっちりと俺は抱き締められていた。
…ふふ。
幸せかも。
「潤くーん…?」
小さな声で呼びかけても、
反応なし。
…ありゃ、寝ちゃってる。
そんな寝顔も愛おしいから、
下から眺めてる。
そのうち、ずっと肩を下にしているからか、
肩が痛くなってきた。
「ん〜っ…」
潤くんに強く抱き締められてるから
なかなか抜け出せなくて。
間抜けな格好になってしまった。
「……ん、」
「あ、潤くん起きたぁー」
ふふって微笑めば、
まだ覚醒しきっていないのか
潤くんの頭にハテナマークが浮かぶ。
寝惚けた顔も、
大好きだったりするんだけどね。
えへへって笑いながら、
また潤くんに抱き着く。
それから、首を傾けてキス──…って
いう流れがしたかったのに。
俺がキスする前に、
潤くんがキスしてきた。
「あ〜っ、もう〜…」
「…え?どうしたの?」
ぷっと頬を膨らませて潤くんを見れば
状況が呑み込めていない
潤くんと目が合って。
仕方ないから、潤くんに一瞬だけ
触れるキスをした。
温かくて、大きな潤くんの
胸元に顔を埋めたまま、
俺は眠ってしまったみたいだ。
…でも。
頬に感じる違和感。
それがどうしても離れないから
眠たいけれども、
うっすらと瞼を開けば。
潤くんの指が俺の頬に沈んでいて、
身動きが取れないほど、
がっちりと俺は抱き締められていた。
…ふふ。
幸せかも。
「潤くーん…?」
小さな声で呼びかけても、
反応なし。
…ありゃ、寝ちゃってる。
そんな寝顔も愛おしいから、
下から眺めてる。
そのうち、ずっと肩を下にしているからか、
肩が痛くなってきた。
「ん〜っ…」
潤くんに強く抱き締められてるから
なかなか抜け出せなくて。
間抜けな格好になってしまった。
「……ん、」
「あ、潤くん起きたぁー」
ふふって微笑めば、
まだ覚醒しきっていないのか
潤くんの頭にハテナマークが浮かぶ。
寝惚けた顔も、
大好きだったりするんだけどね。
えへへって笑いながら、
また潤くんに抱き着く。
それから、首を傾けてキス──…って
いう流れがしたかったのに。
俺がキスする前に、
潤くんがキスしてきた。
「あ〜っ、もう〜…」
「…え?どうしたの?」
ぷっと頬を膨らませて潤くんを見れば
状況が呑み込めていない
潤くんと目が合って。
仕方ないから、潤くんに一瞬だけ
触れるキスをした。