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勘違いだって思う度、
不安も募る。



『またね』
って言葉の重さにも今更気付く。


「さむ…」


当たり前の温もりがないだけで
こんなにも寂しくて。

あの笑顔がないだけで
こんなにも辛くて。

一人で明かす夜が
こんなにも苦しかったなんて。


…そんなの、
知らなかったんだ。

当たり前がなくなった瞬間に、
こんなことになるなんて。


俺の機能が全停止するなんて。



…こんなにも大事な存在なのに、
それに気付けなかった
俺は相当バカだ。アホだ。