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松本side



仕事が終わって、スマホを開くと、
そこには『二宮和也』の文字。

…どうしたんだろう……。


なんてドキドキしながら
タップしてみると。


『今日はありがとう。
また飲もうね。』

の二言。



…こんな二言でも、
幸せになれてしまう俺。

我ながら自惚れてるなとはよく思う。

…いやだって、それでも…
好きな人からメールが来ただけで
かなり嬉しいと思うよ。俺は。


それに、あの和から。

滅多にくれないのに。

…だから余計に、考えてしまうんだ。


もしかしたら、和も…。だなんて。

好き、は有り得ないだろうから、
和のことだし、多分
ちょっとだけ気になっている、って範囲。

…いいや。それでも。

それでも、期待くらいさせてよ。
まだもう少し、この気分を味わっていたいから。