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千切れてく雲間から零れた月光が
俺たちを照らす。

また明日ね、なんて。


もっと一緒にいたいし、
ずっと二人きりでいたいけど。


「…雅紀？」

「…もーちょっとだけ。」


だって俺、翔ちゃんが足りないんだもん。

もっと翔ちゃんとキスしたり、
抱き合ったり、いろんなことしたい。

でも、それは俺の我儘だよね。
…わかってるけど。


「…好き。」

「俺もだからね。
てか俺の方が好きだし 笑」


ふわり、と柔らかく笑ってから、
俺の唇を優しく奪った。