無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「んっ、ひゃ、うれ、しっ…」


とめどなく溢れる涙が
本当に綺麗で。

ぎゅっと抱き寄せて
髪から香る匂いも、
いつも通りの爽やかな甘い香り。


「ぁ、まーく、も、だめっ…」

「俺も、だからっ…」


ニノの体が弓なりになって、
きゅっと締まった。


「んっ。イっちゃ…ぁあっ…」


ぎゅううっと痛いくらいに抱き締められて、
小さく震えて欲を吐き出した。

俺もそれにつられて、
ニノのお腹に白濁を吐き出した。



「まーく、ん……んっ、」


普段なら、ふたりとも
いちゃいちゃしないで、
気持ち悪いからお風呂入ろって
すぐに言うけど、今日は違う。

…だって俺、ひさびさだったから、
もっと、ニノとくっついてたいんだもん。


「んー、もぅ…」

「んふふ、ニノ可愛かった。」

「…かった？」

「…可愛い♡」

「んふ、ありがと。」


にっこりと優しい微笑みが
可愛らしくて。


「…かーわいんだから。」

「わっ、」


いつもより優しいキスを
何度もしてやった。