甘く、苦く
第80章 にのあい【愛 think so.】
二宮side
怒らせちゃった、かな。
少し遅れて寝室に入ると、
ちゃんと俺の分をあけて
まーくんが寝っ転がっていた。
「…まーくん?寝ちゃった?」
そっと背中に触れようとしたけど、
怖くて手を伸ばせなかった。
まーくんの優しさ、
傷付いてなかったのは
俺の方だったんだな。
我儘、言っちゃった。
まーくんは、
いつだって俺のことを考えてくれるんだ。
「まーくん…?」
くいくいと服を引っ張ってみたら、
「くふふ、」
なんて、
ニヤついたまーくんと目があった。
「っ…!起きてっ、」
「んー、可愛いー」
ぎゅーっと痛いくらい抱き締められて、
…だけど、嬉しくって、
涙が出そうになる。
…だって、もう何日ぶりかの
こんな時間なんだもん。
怒らせちゃった、かな。
少し遅れて寝室に入ると、
ちゃんと俺の分をあけて
まーくんが寝っ転がっていた。
「…まーくん?寝ちゃった?」
そっと背中に触れようとしたけど、
怖くて手を伸ばせなかった。
まーくんの優しさ、
傷付いてなかったのは
俺の方だったんだな。
我儘、言っちゃった。
まーくんは、
いつだって俺のことを考えてくれるんだ。
「まーくん…?」
くいくいと服を引っ張ってみたら、
「くふふ、」
なんて、
ニヤついたまーくんと目があった。
「っ…!起きてっ、」
「んー、可愛いー」
ぎゅーっと痛いくらい抱き締められて、
…だけど、嬉しくって、
涙が出そうになる。
…だって、もう何日ぶりかの
こんな時間なんだもん。