無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ドクドクとうるさい心音。

心音のせいで、
和の声が聞こえない。


「…ベッド、行こ……？」


さっきよりも甘い声で、
しかも耳元で言われた。

こんなことされたら、
余計に我慢出来なくなる。


「…もう、ここでもよくね？」


そっと和をラグの上に押し倒した。

だけど、すぐに首を振って、

「…準備、してあるの…」

なんて。


それは、和はもともとその気だった、
ってことなの…？


…やばい、俺…
マジで自惚れちゃうよ。


赤くなる顔を自覚して、
和を抱き締めた。


「ごめんね、寝室行こう。」

「…うん、」


軽い和を持ち上げて、
おでこにキスをした。

和って、女の子じゃないのに
柔らかくて甘い匂いがして、
その上すげぇ可愛いんだ。

ほんと、イイトコ取りだよな。


「…和、俺ほんと止まれないからね…？」

「うん、…いいよ。きて…？」


ツヤツヤの唇が俺を誘ってる。

ぎゅっと抱き締めてから、
愛しさを再確認。

…うん。…好きだ。