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甘く、苦く

第18章 磁石【thanks you always】

二宮side

「ふぁぁぁ…」


眠い…


"続きは夜ね。"って言われたんだけど、
やっぱり、眠くなってきちゃった…

疲れてるのかな…

でも、翔ちゃんのことを考えるだけで幸せで。


「和也、先に風呂はいってきな?」
「はぁい…」

くあっと欠伸をしながら、お風呂場へと向かう。


「あっ…」

やべ…寝ちゃだめだ…


お風呂があったかすぎて、ぼーっとしてきちゃった…


このまま寝たら…死んじゃう…

でも、眠い…


「和也…?」
「はわわっ!翔ちゃん?!」

あはは、今ので眠気吹き飛んだ。


「ど、どうしたのっ?!」
「俺も一緒に入っていい?」

い…一緒に…?!


「ど、ど、どーぞ…」
「ふ、動揺しすぎだよ。」


余裕そうに笑う翔ちゃん。


ずるい…

俺だけドキドキするなんて…


翔ちゃんがかっこいいから、余計に…!!


「どーこ見てんだよ。」
「ひあっ?!な、なんでも…」

どうしよ…

緊張…してきちゃったな…


「俺のことだけ見て?」
「は、はぁい…」

その格好でそんなかっこいいこと、言わないでよ。


胸が締め付けられて、苦しい…


「ほら、目線、反らさない。」
「しょ、翔ちゃんがかっこいいから、
見れないよ…恥ずかしい…」


ほんとにほんとにかっこよすぎ!

どれだけ俺を惚れさせたら満足するんだろう…

「目線、反らしたね。
和也、お仕置きだから。」
「ぇ…?」


どうしよ…

まさかのお仕置き…

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