甘く、苦く
第21章 磁石【甘えてよ。】
二宮side
フライパンの上では
翔ちゃんの作った不格好なハンバーグと
俺が作った平べったいハンバーグが
ジュージューいってる。
「ふ、翔ちゃん、ほんとに
料理出来ないんだね。あー、面白い。」
俺がケラケラ笑ってると、
拗ねたのか、お風呂に行っちゃった。
もー、そんなことでいちいち
拗ねなくってもいいのに。
まぁ、こーゆーところがかわいいから
いいいんだよ?
でもね、俺を困らせているっていうの、
分かってる?
翔ちゃんが頑張って疲れてるから、
なかなか甘えられないんだよ?
甘えてるようで、甘えてないんだからね?
それに、翔ちゃんはいつもみんなと
仲良いから、嫉妬してるんだよ?
ねぇ、気付いてるの…?
「おばか…」
机に顔をのせて不貞腐れてて、
ハンバーグの存在を忘れていた。
匂いで気が付いたけど…
あと少し遅かったら、
焦げてたかも…
「よし、盛り付けかんりょー!」
翔ちゃん、まだかなぁ?
ふふ、どんな顔するのかなぁ?
いつもみたいに、翔ちゃんの
画像をニヤニヤしながら見てたら、
翔ちゃんがお風呂から出てきた。
「あ、美味しそう。
ありがと。ニノ。」
にこって笑う翔ちゃんが
かわいくて、きゅんってきた。
「どーいたしまして
さ、冷めないうちにたーべよ?」
翔ちゃんの隣に腰掛ける。
翔ちゃんはよしよしって
頭を撫でてくれた。
「髪の毛乱れるからやめてよー…」
「ふふ、ニノの髪の毛ぼさぼさ」
悪戯っ子め…
俺は翔ちゃんのハンバーグを
四分の一奪った。
「おいっ!ニノ!」
「しりませーん。
罰ですよ。罰。」
翔ちゃんがなにかを考えて、
俺にフォークを向けた。
「ニノ、あーん。」
「へ?…あ、あーん。」
翔ちゃんがハンバーグをあーん
してくれた。
あ、いいこと考えちゃった♪
「…翔ちゃん、あーんより、
すごいこと、しよっか…?」
「え?なに…んっ…」
俺はハンバーグを口にいれて、
翔ちゃんと唇を重ね合わせた。
まぁ、一言で言うと口移し。
「ちょ、ニノ…!
なにしてんだよ!あー、もう…恥ずかしい」
「ふふ、翔ちゃん、かわいかったよ?」
顔を赤くして、睨む翔ちゃんに
きゅんっときた。
今日は、付き合ってもらうね…?
別に、いいでしょ?
フライパンの上では
翔ちゃんの作った不格好なハンバーグと
俺が作った平べったいハンバーグが
ジュージューいってる。
「ふ、翔ちゃん、ほんとに
料理出来ないんだね。あー、面白い。」
俺がケラケラ笑ってると、
拗ねたのか、お風呂に行っちゃった。
もー、そんなことでいちいち
拗ねなくってもいいのに。
まぁ、こーゆーところがかわいいから
いいいんだよ?
でもね、俺を困らせているっていうの、
分かってる?
翔ちゃんが頑張って疲れてるから、
なかなか甘えられないんだよ?
甘えてるようで、甘えてないんだからね?
それに、翔ちゃんはいつもみんなと
仲良いから、嫉妬してるんだよ?
ねぇ、気付いてるの…?
「おばか…」
机に顔をのせて不貞腐れてて、
ハンバーグの存在を忘れていた。
匂いで気が付いたけど…
あと少し遅かったら、
焦げてたかも…
「よし、盛り付けかんりょー!」
翔ちゃん、まだかなぁ?
ふふ、どんな顔するのかなぁ?
いつもみたいに、翔ちゃんの
画像をニヤニヤしながら見てたら、
翔ちゃんがお風呂から出てきた。
「あ、美味しそう。
ありがと。ニノ。」
にこって笑う翔ちゃんが
かわいくて、きゅんってきた。
「どーいたしまして
さ、冷めないうちにたーべよ?」
翔ちゃんの隣に腰掛ける。
翔ちゃんはよしよしって
頭を撫でてくれた。
「髪の毛乱れるからやめてよー…」
「ふふ、ニノの髪の毛ぼさぼさ」
悪戯っ子め…
俺は翔ちゃんのハンバーグを
四分の一奪った。
「おいっ!ニノ!」
「しりませーん。
罰ですよ。罰。」
翔ちゃんがなにかを考えて、
俺にフォークを向けた。
「ニノ、あーん。」
「へ?…あ、あーん。」
翔ちゃんがハンバーグをあーん
してくれた。
あ、いいこと考えちゃった♪
「…翔ちゃん、あーんより、
すごいこと、しよっか…?」
「え?なに…んっ…」
俺はハンバーグを口にいれて、
翔ちゃんと唇を重ね合わせた。
まぁ、一言で言うと口移し。
「ちょ、ニノ…!
なにしてんだよ!あー、もう…恥ずかしい」
「ふふ、翔ちゃん、かわいかったよ?」
顔を赤くして、睨む翔ちゃんに
きゅんっときた。
今日は、付き合ってもらうね…?
別に、いいでしょ?