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甘く、苦く

第22章 末ズ【天使で小悪魔な君。】session 1

松本side


「潤、く…あぁ…」
「さっき、してるから
解さなくても挿入ったね?」


和のナカはとろとろで。
すごく絡んできて気持ちいい。


「あぁぁ、うぅぅ…
潤く、だめ…あぁぁ…」
「なにが、だめなの?
いいんでしょ?」


和の胸の突起を摘まむと、
いっそう声が大きくなった。


ナカもきゅっと締まった。


「あぁぁぁ…やだぁぁぁ…」
「もー、ほんと、和は
素直じゃないなぁ。体は
こんなにも素直だよ?」


ちゅっとキスをすると、
ナカが緩んだ。


「潤く、あっ、あっ…」
「ちょ、泣かないでよ…」


なぜか、和は泣いてしまった。

ほんと、困るんですけど…



「ね、なんで泣いてんの?」
「潤くんがっ、
意地悪、するからっ…!」


俺、意地悪なんてした?

でも、泣いてる和も
すごく綺麗だけど。


ぽろぽろと涙の雫が零れる。

その雫が俺の頬に落ちる。



「ね、和、泣き止んでよ。」
「うっ…ふぅ…ごめん、なさいっ…」
「謝ること無いでしょ?」
「でもぉ…」


和は泣いてるところを
見られたくないのか、
俺の胸に顔を埋めた。


「ほんと、かわいい。
和はさ、ほんと、自分のかわいさ、
無自覚だよね。」
「かわいくなんてっ、ないからぁ…」


俺を潤んだ瞳で睨んでくる
和に、ちょっときゅんっときた。


「ね、和…イこっか?」
「んっ、んっ…イく、イっちゃ…」


和があっと大きな声を出して、
へなへなと倒れ込んだ。

俺も、それと同時にイけた。



「潤く、好き…」
「俺もだよ?」


和に、ちゅっとキスをしたら、
和がまた、泣いてしまった。

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