甘く、苦く
第24章 大宮【欠点は二人で補おう。】
大野side
「お前に、なにがわかるんだよっ!!」
ニノに言われた言葉。
胸が、痛くなった。
そりゃ、ニノのことなんて、
何年一緒に過ごしてきても、わかんないよ?
人の考えてることなんて、
わかる訳がない。
俺も、いけなかったけどさ。
多目に見ろよ…
リビングに散らばる鉛筆やら
筆やら、ノートやら。
色々ある。
脱いでそのままにした服とか、
もう着ない夏服とか。
俺も、悪かったよ…
その一言がいつもなかなか
言えない。
お礼とか、挨拶とか、
そーゆーの、言えない。
言わなくても、ニノは
俺を捨てないし、わかってくれると
どこかで安心してたから。
だから、大丈夫だって思ってたんだけど、
さすがに、今回はやり過ぎた。
「むぅぅ…」
仕方なく、散らばっている
画材やら服やらをまとめる。
…で、いらないものといるものに
分ける作業を始める。
夏服なんて着ないし、
この鉛筆もちっちゃいから捨てちゃおっと。
そのへんに転がっている
画材ケースを取って、色鉛筆とか、消ゴムとか、
必要なものだけいれた。
服も、ちゃんと畳んだ。
それに、脱いだ服は洗濯した。
これで、文句はないだろ?
俺は帰ってこないニノを
心配しながらも部屋の掃除をしていた。
「お前に、なにがわかるんだよっ!!」
ニノに言われた言葉。
胸が、痛くなった。
そりゃ、ニノのことなんて、
何年一緒に過ごしてきても、わかんないよ?
人の考えてることなんて、
わかる訳がない。
俺も、いけなかったけどさ。
多目に見ろよ…
リビングに散らばる鉛筆やら
筆やら、ノートやら。
色々ある。
脱いでそのままにした服とか、
もう着ない夏服とか。
俺も、悪かったよ…
その一言がいつもなかなか
言えない。
お礼とか、挨拶とか、
そーゆーの、言えない。
言わなくても、ニノは
俺を捨てないし、わかってくれると
どこかで安心してたから。
だから、大丈夫だって思ってたんだけど、
さすがに、今回はやり過ぎた。
「むぅぅ…」
仕方なく、散らばっている
画材やら服やらをまとめる。
…で、いらないものといるものに
分ける作業を始める。
夏服なんて着ないし、
この鉛筆もちっちゃいから捨てちゃおっと。
そのへんに転がっている
画材ケースを取って、色鉛筆とか、消ゴムとか、
必要なものだけいれた。
服も、ちゃんと畳んだ。
それに、脱いだ服は洗濯した。
これで、文句はないだろ?
俺は帰ってこないニノを
心配しながらも部屋の掃除をしていた。