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甘く、苦く

第27章 相葉ちゃん happybirthday♪

相葉side


「相葉くん、このあと、
時間あるかな?行きたいところあるんだ。」
「うん?あるよ?」


翔ちゃんは俺の手を引いて、
ゆっくり、歩きだした。



少し歩いて、駐車場にいく。

翔ちゃんは相変わらず安全運転だった。



「ここって…」
「ふふ、相葉くんが喜ぶと思ったんだ。
…イルミネーション、綺麗でしょ?」



翔ちゃんが連れてきてくれたところは、
駅前がよく見えるところ。


駅前は混んでるからって、わざわざ、
よく見えるポイントを探してくれたらしい。



「綺麗、だね…
すっごく、綺麗…」
「ふふ、よかった。
コホン、相葉くん、改めて誕生日おめでとう。」
「ふふ、ありがと♪」


俺は翔ちゃんに、抱きついた。


翔ちゃん、ありがとう。
とっても、嬉しいよ。



「雅紀…」
「へ…?」


初めて下の名前で呼ばれて、
ちょっとびっくりした。


「そう呼んじゃ、だめ?」
「ううん!!
むしろ、OKだよ!」


暗かったけど、翔ちゃんが
微笑んでるのは、分かった。

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