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甘く、苦く

第27章 相葉ちゃん happybirthday♪

相葉side


「あ、ごめん…」
「だ、いじょうぶだよ…」


さっきから、ギクシャクしてる。


それは…俺がいけない…


あー、恥ずかしい…
なんであんなことしちゃったんだろう…


なんか、翔ちゃんに触れてないと、
安心できない。




「雅紀、できた?
てか、指、大丈夫?」
「へ?!あ、あぁ、大丈夫だよ!
心配してくれて、ありがとう。」



せっかくの、誕生日なのにさ、
こんなにギクシャクしてたら、
楽しくないじゃん。


そんな翔ちゃんを見てたら、
なんか、笑えてきた。



「ふっ、ははっ…」
「え?なに急に?
怖いんですけどー…」


翔ちゃんはびっくりしたような
顔をしたけど、すぐに笑ってくれた。



「翔ちゃん、あのね…
俺、翔ちゃんが大好き。
ふつつかものですが、
これからもよろしくお願いします!」
「ふはっ、なに改まってんの?
じゃ、俺も。えーっと、

これからも、困らせると思うけど、
ずっと、一緒にいような。」


翔ちゃんが、俺を優しく抱き締めてくれた。


俺の鼓動が、早くなった。

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