甘く、苦く
第27章 相葉ちゃん happybirthday♪
櫻井side
「「かんぱーい」」
グラスが、かちゃんっと、
音をたてる。
雅紀はにこにこ笑って、
俺が作った、炒飯(仮)を
口に運んだ。
「…翔ちゃん、これ……」
「え、ごめん。
不味かった?」
焦った。
雅紀に嫌われるのが、怖い…
離したくない、大切なものなんだ…
「これ、めっちゃうまい。」
返ってきた返事は、
思いもよらない言葉だった。
「うま、い…?
は?ほんとに?
ちょっと食べさせて?」
「えー、だめ!
翔ちゃんから貰ったんだもん!」
むむ…
目の前の雅紀はばくばくと
炒飯をたべる。
「雅紀、それくれたら、
間接キスになるよ?」
「!!
あげるよ!はい!
早く食べて!」
「ふはっ、めっちゃ単純。」
俺は雅紀からスプーンを貰って、
炒飯(仮)を口にいれた。
「…不味くね…?」
「えへ、バレた?
うーん、味付け、間違えちゃったかな?」
嘘だろ…
雅紀、お前…
「健気過ぎんだろ…」
泣きそうになった。
でも、いちいち感動してたら、
キリがない。
「へへ、でもね、翔ちゃんの
愛情がたーっぷり入ってるから、
美味しいよ?もうひと口!」
「あっ、やめなさい!
お腹壊すだろ!」
雅紀はけらけら笑って、
炒飯(仮)を口に運んだ。
「ケーキ、食べる?」
食器を片していた俺に、
雅紀が俺を見つめながら言った。
「食べよっか?
あ、じゃあお皿ふたつと
包丁用意しておいて?」
「ほーい!」
雅紀はリビングに、てこてこと
歩きだした。
「「かんぱーい」」
グラスが、かちゃんっと、
音をたてる。
雅紀はにこにこ笑って、
俺が作った、炒飯(仮)を
口に運んだ。
「…翔ちゃん、これ……」
「え、ごめん。
不味かった?」
焦った。
雅紀に嫌われるのが、怖い…
離したくない、大切なものなんだ…
「これ、めっちゃうまい。」
返ってきた返事は、
思いもよらない言葉だった。
「うま、い…?
は?ほんとに?
ちょっと食べさせて?」
「えー、だめ!
翔ちゃんから貰ったんだもん!」
むむ…
目の前の雅紀はばくばくと
炒飯をたべる。
「雅紀、それくれたら、
間接キスになるよ?」
「!!
あげるよ!はい!
早く食べて!」
「ふはっ、めっちゃ単純。」
俺は雅紀からスプーンを貰って、
炒飯(仮)を口にいれた。
「…不味くね…?」
「えへ、バレた?
うーん、味付け、間違えちゃったかな?」
嘘だろ…
雅紀、お前…
「健気過ぎんだろ…」
泣きそうになった。
でも、いちいち感動してたら、
キリがない。
「へへ、でもね、翔ちゃんの
愛情がたーっぷり入ってるから、
美味しいよ?もうひと口!」
「あっ、やめなさい!
お腹壊すだろ!」
雅紀はけらけら笑って、
炒飯(仮)を口に運んだ。
「ケーキ、食べる?」
食器を片していた俺に、
雅紀が俺を見つめながら言った。
「食べよっか?
あ、じゃあお皿ふたつと
包丁用意しておいて?」
「ほーい!」
雅紀はリビングに、てこてこと
歩きだした。