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甘く、苦く

第28章 翔潤【Merry Christmas】

松本side



「ん?翔さん…?」
「ごめん……なんか、あっつくなっちゃったな。
お風呂、上がろっか?」


翔さんがヘラっと笑って、
お風呂場のドアに手をかけた。


……背中、かっこいい……


なんか、すべて隈無くかっこいい。


てか、いちいちかっこいいなんて
思ってたら、キリがない。



「潤、冬だけど、麦茶でいい?」
「冬だけどって、なに?
いいよ?別に。翔さんのおすすめで。」


翔さんは紫と赤のグラスに麦茶を注いだ。


…あ、このアングル、堪んない…



「潤?はい。くんどいたよ。」
「あ、ありがとう!」
「……俺以外のこと、考えてた?
だめだよ。俺だけのこと、考えて?」


翔さんが俺に優しく、キスをした。


…分かってるよ。

翔さんしか、考えられないよ…

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