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甘く、苦く

第28章 翔潤【Merry Christmas】

松本side



「…ん、じゅ…じゅん…」



誰かに呼ばれた気がして、
重たい瞼を開けた。



そしたら…ドアップの翔さんの顔。


「ぅわあっ!!!」
「うおっ!」


翔さんもびっくりしたみたいで、
ベットから落ちそうになってた。



「危なっ」
「じゅ、潤…?」



俺は、翔さんを抱き締めてた。


…だ、だって、落ちちゃうと思ったから…


なんか、体が動いてたんだよ…




「潤ーありがとー!」
「わっ」


翔さんは優しく俺を包み込んだ。


…もー、翔さんったらぁ…



「潤、メリークリスマス…」
「翔さん…
メリークリスマス…」



俺たちはどちらかもとなく、
唇を重ね合わせた。


寒いけど、翔さんとの夜だから、
きっと、あっつくなるよね…?




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