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甘く、苦く

第31章 翔潤【like or love ?】

櫻井side



「しょーう…大好き。」
「俺もだよ?
もー、潤が好きすぎて死んじゃいそう。」
「え、死んじゃいやっ!」



潤が悲しそうに俺を見る。


はは、かわいいな…


「潤がぎゅーってしてくれたら、
死なないんだけどなぁ?」
「する、するからっ!
死んじゃいやぁ……」



潤が俺に抱き付く。


俺は潤の頭を優しく撫でた。


あぁ、離したくない。
こんな大切で愛しいもの、
離せない。


相当、重症だから。


俺は潤依存症だから。


「翔、好き~」
「えー、俺は愛してる」
「俺も~」


甘ったるい声で潤が言うから、
俺の中のなにかが狂い始めていた。


我慢我慢。


風邪っぴき潤なんだから。


無理しちゃ、明日に響く。



「……翔、しよ…?」
「え?」
「セックス、しよ?」
「……いいの?」



潤が首を縦に振った。


その瞬間、俺の中のなにかが弾けた。

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