甘く、苦く
第32章 モデルズ【嫉妬】
松本side
「ふは、松潤大変じゃん。」
「そーなんだよ……
うちのお嬢さんはもー…」
「でもさ、それくらい松潤のこと
好きなんでしょ?愛されてていいじゃん。
独り身の俺より……。」
急に落ち込み始める翔さん。
ま、まあ、メンバー内で
恋人いないの翔さんだけだからね……
「くっそ、なんでもっと早く
見つけなかったのかなぁ……」
「は、はは、」
もう、笑うしかないでしょ。
その日、翔さんの愚痴は止まらなかった。
「じゃ、松潤明後日ー」
「はーい、じゃあね。」
翔さんに手を振って
車に乗り込む。
……雅紀、どうしてるかな…
「ただいまー」
……あれ…?
いつもなら満面の笑みで
「おかえり」
って言って、出迎えてくれる
雅紀が今日はいなかった。
…寝てるのかな…
寝室も、リビングもキッチンも、
お風呂場も、トイレも、
全部見たけど、雅紀の姿は
どこにもなかった。
……あ、スマホ忘れてってる。
「…どこいったのかな…」
え、待って。
誘拐とか、拉致られたとか、ないよね?
やば、めっちゃ心配になってきた…
「ふは、松潤大変じゃん。」
「そーなんだよ……
うちのお嬢さんはもー…」
「でもさ、それくらい松潤のこと
好きなんでしょ?愛されてていいじゃん。
独り身の俺より……。」
急に落ち込み始める翔さん。
ま、まあ、メンバー内で
恋人いないの翔さんだけだからね……
「くっそ、なんでもっと早く
見つけなかったのかなぁ……」
「は、はは、」
もう、笑うしかないでしょ。
その日、翔さんの愚痴は止まらなかった。
「じゃ、松潤明後日ー」
「はーい、じゃあね。」
翔さんに手を振って
車に乗り込む。
……雅紀、どうしてるかな…
「ただいまー」
……あれ…?
いつもなら満面の笑みで
「おかえり」
って言って、出迎えてくれる
雅紀が今日はいなかった。
…寝てるのかな…
寝室も、リビングもキッチンも、
お風呂場も、トイレも、
全部見たけど、雅紀の姿は
どこにもなかった。
……あ、スマホ忘れてってる。
「…どこいったのかな…」
え、待って。
誘拐とか、拉致られたとか、ないよね?
やば、めっちゃ心配になってきた…