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甘く、苦く

第33章 お山【やっぱりさ】 session 1

櫻井side



「翔ちゃん、好きぃぃ…」

「分かってるよ?」


さとっさんのふわふわの髪の毛を
撫でたら、気持ち良さそうにする。


…その顔最っ高…


「さとっさん、俺、
料理できるように頑張る。」

「えー?ほんとに?」


…天使だろ。



さとっさんの笑顔は人を和ませる。

優しく、柔らかい空気にしてくれる。

やっぱ、この人すげぇんだなって思った。





「しょ、翔ちゃん、あのね…」

「?
なーに?」


さとっさんが恥ずかしそうに
ぽそっと呟く。


「あのお魚食べたら、
お腹壊したっぽい…」

「はぁ!?食べたの!?
だめだよ!あんな黒焦げのやつ!!」



さとっさんはお腹を抱えて
トイレに駆け込んだ。


…今日の夜はえっちなしだな…(苦笑)


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