無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

相葉side



「で、相葉ちゃんは後悔してるわけ？」


目の前のリーダーがふにゃって笑う。


「……ん。」

「翔ちゃんと喧嘩とか
相葉ちゃん、凄いね」

「すごいって何が？」

「翔ちゃん、滅多に怒んないじゃん。
だからさ、なんとなく、凄いなーって」


この人、どんだけ緩いの？


でも、こんな時間帯でも家に上げてくれた。


普通、こんな時間帯、迷惑だよね。


「……リーダーならどうする？」

「なにが？」

「先に謝る？相手から？」

「先に謝るんじゃね？
自分がいけなかったら」


俺が悪かったのかな…

いや、でもあんな愛のない行為、
初めてだった。

無理矢理感満載だったもん。



「あー、もう、リーダー泊めて！
今日は絶対に帰らない！」

「えぇっ！？
……いいけどさぁ…」



リーダーは寝室から布団を
持ってきて、ソファーにひいてくれた。



「ここでいい？」

「うん。ありがと、リーダー」



リーダーの家に来てよかったかも。



「じゃ、おやすみぃ～…」

「おやすみなさーい」







……とか言ってたのは
もう何時間まえのことかな。



全然寝れないんですけど。

明日も仕事なのに…


「寝れない…」


体を起こしてぐいーっと伸びる。


……明日、翔ちゃんに謝ろ…


そしたら、またオムライス
作って待ってようかな…