甘く、苦く
第35章 櫻葉【カケラを集めて】
櫻井side
「もう諦めっかな…」
公園でため息をつく俺。
…新年早々喧嘩とか、
縁起わりぃ…
雅紀の作ったオムライス、
食べたかったな…
「……帰るか。」
とか言いながらベンチから
立つ気力もない。
あー、俺このまま死ぬとか嫌だよ?
まじで。
めっちゃ寒いし。
「…さみぃ…」
てか、さっきから「さみぃ…」しか
言ってねぇな、俺。
まあ、寒いのは事実だからね?
もしかしたら雅紀も家に
帰ってるかもな…
そーゆーこと考えたら帰りたくなる。
雅紀がいることを願って
帰ろう。うん。
「ただいまー…」
……誰もいねぇよ。
キッチンにはオムライスが二つ。
…作って待っててくれたのに
悪いことしたな…
あっためて食べるか…
「……ん、うま…」
『ありがとう、翔ちゃん』
いつもそう言ってくれる
雅紀が今はいない。
……こんな時間じゃどーせ
にのん家くらいしか行かないよな。
あ、いや…松潤?
「あー、うまい…」
オムライスは優しい雅紀みたいな
味がした。
「もう諦めっかな…」
公園でため息をつく俺。
…新年早々喧嘩とか、
縁起わりぃ…
雅紀の作ったオムライス、
食べたかったな…
「……帰るか。」
とか言いながらベンチから
立つ気力もない。
あー、俺このまま死ぬとか嫌だよ?
まじで。
めっちゃ寒いし。
「…さみぃ…」
てか、さっきから「さみぃ…」しか
言ってねぇな、俺。
まあ、寒いのは事実だからね?
もしかしたら雅紀も家に
帰ってるかもな…
そーゆーこと考えたら帰りたくなる。
雅紀がいることを願って
帰ろう。うん。
「ただいまー…」
……誰もいねぇよ。
キッチンにはオムライスが二つ。
…作って待っててくれたのに
悪いことしたな…
あっためて食べるか…
「……ん、うま…」
『ありがとう、翔ちゃん』
いつもそう言ってくれる
雅紀が今はいない。
……こんな時間じゃどーせ
にのん家くらいしか行かないよな。
あ、いや…松潤?
「あー、うまい…」
オムライスは優しい雅紀みたいな
味がした。