甘く、苦く
第36章 天然【anniversary】
相葉side
「あ、これかわいい!!」
「一つだからね?」
後ろのおーちゃんが金額を見て
ため息をついてる。
でも、「買ってく?」って言ったのは
おーちゃんでしょ?
ふふ、嬉しいな…
「……イルカにしようかな…」
「ペンギンにしないの?」
「いや、このイルカさ、
おーちゃんみたいな顔しててかわいい…」
「……確かに。否定はしない。」
俺はおーちゃんと顔を見合わせて
笑いあった。
こんなに楽しいデート、ひさしぶり、
と言うか、デート自体ひさしぶり。
…ペンギンとイルカ、どっちにしようかな…
「決められないならさ、
両方買ってく?」
「へ…?いいの?」
「うん…いいよ。
五年目だから。」
…優しい……
いつもよりめっちゃ優しい。
「じゃあ、おーちゃんと翔ちゃんを
買ってくーー」
「え、ペンギン翔ちゃん?笑」
「なんか似てない?」
「いや、似てるけどさ笑」
帰り道、おーちゃんは
レシートを見てがっくり。
……高いものもらっちゃったなぁ…
でも、おーちゃんがいいって言ったんだし、
大事にするつもりだよ。
「あ、これかわいい!!」
「一つだからね?」
後ろのおーちゃんが金額を見て
ため息をついてる。
でも、「買ってく?」って言ったのは
おーちゃんでしょ?
ふふ、嬉しいな…
「……イルカにしようかな…」
「ペンギンにしないの?」
「いや、このイルカさ、
おーちゃんみたいな顔しててかわいい…」
「……確かに。否定はしない。」
俺はおーちゃんと顔を見合わせて
笑いあった。
こんなに楽しいデート、ひさしぶり、
と言うか、デート自体ひさしぶり。
…ペンギンとイルカ、どっちにしようかな…
「決められないならさ、
両方買ってく?」
「へ…?いいの?」
「うん…いいよ。
五年目だから。」
…優しい……
いつもよりめっちゃ優しい。
「じゃあ、おーちゃんと翔ちゃんを
買ってくーー」
「え、ペンギン翔ちゃん?笑」
「なんか似てない?」
「いや、似てるけどさ笑」
帰り道、おーちゃんは
レシートを見てがっくり。
……高いものもらっちゃったなぁ…
でも、おーちゃんがいいって言ったんだし、
大事にするつもりだよ。