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甘く、苦く

第38章 お山【どんなときも】session 2

大野side




「お待たせっ行こうか?」

「翔ちゃんおそーい」



俺が唇を尖らせてぶーぶー
言ってたら、翔ちゃんが俺に
キスした。



「これでチャラね」

「…///ん、わかった…」



顔が赤くなるのがわかる。


翔ちゃんって、こういうの
さらっとできちゃうから
ずるいよね。ほんとーに。



…運転してる翔ちゃんの
横顔はかっこいい。


翔ちゃんを独り占めできる
幸せな朝の時間。



「さとっさん、今日は寝てる暇ないからね?
忙しいから」

「わかってるよぅ…でも、寝ちゃったら許してね?」

「許しませんよ」

「ですよねー…」



わかってるよ。


いつも、寝ちゃうんだよ。


暇だから。


今日は忙しいから
寝てる暇なんてないよねぇ…



「はい、着いたよ。
降りて降りて」

「翔ちゃん、ありがと」



俺が翔ちゃんに微笑んだら、
翔ちゃんの顔が赤くなった。


以外とかわいいところがある
俺の恋人。

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