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甘く、苦く

第38章 お山【どんなときも】session 2

櫻井side


「相葉くん、落ち込むなって」

「…翔ちゃんの優しさが辛い…」


相葉くんがはあっとため息をつく。


…もー、相葉くんったら。


寂しがり屋だもんね。



俺が相葉くんの頭を撫でたら、
相葉くんが嬉しそうに笑った。


「ふふ、翔ちゃんありがと」

「え?あー、どういたしまして?」



相葉くんが元気になって、
いつも通り、ニノに叩かれてた。


その度、さとっさんか俺に
くっついてくる相葉くん。


…やっぱり、弟みたいでかわいいな。



俺が相葉くんを見つめていたら、
相葉くんは恥ずかしそうに「なんだよぅ…」
って赤い顔を隠した。



この時気付けばよかった。



さとっさんの視線に気付かない
俺がいた。

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