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甘く、苦く

第40章 翔ちゃん happy birthday ♪

相葉side




「あーもぉ、さめちゃったじゃんかぁ」



俺が冷たくなったご飯をみて
翔ちゃんを軽く睨んだら、
翔ちゃんお得意の上目使いが出た。



「ごめんね?雅紀がかわいくて、ごめん…」



俺はこの潤んだ瞳で上目使いで、
しかもピンク色の頬っぺたの翔ちゃんに弱い。



「し、仕方ないなぁっ!
いいよ。あっためて食べよ?」

「俺、優しい雅紀大好き♪」



そう言って俺の頬にちゅっとキスして、
席に着く翔ちゃん。


もー、俺、翔ちゃんに甘すぎかなぁ?


キスされた頬を撫でながら、
席に座る。



「ん、うめ」

「ふふ、美味しい?」



こくこくと首を縦に振る翔ちゃん。


…詰め込み過ぎでしょ。


あぁ、もう…むせてるし。



「ごほっ、ぐぉっほぉっ」



俺は翔ちゃんが咳き込む姿が
面白くって、笑ってしまった。

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