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甘く、苦く

第41章 櫻葉 末っ子 【ALLWAYS】

二宮side



「潤くん、ごめんね?」

「あー、大丈夫だから。
そんなに謝んないで?」



潤くんは優しい。



この前、お皿割っちゃったときも
「怪我すると危ないから」って
自分が怪我してまで片付けてくれた。



…優しすぎるでしょ?俺の彼氏。



自慢の彼氏だもん。




「でも…」

「ん?」

「嫉妬、した…///」



あらまぁ、かわいいこと



俺はこんなにかわいい潤くんを
初めて見たと思う。



――いじめたくなるくらいかわいいな。




「和、帰ろ?」



って俺の目の前に
手を差し出してくれる潤くん。



…やっぱりかっこいいな。



潤くんは自慢の彼氏です。



絶対誰にも渡さないもん。



潤くん、優しいから異性だけじゃなくて
同姓にだってモテるんだよ?



気付いてないのは潤くんだけ。



いつも悪い虫が引っ付かないように
こっちは苦労してるんだからねー?

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