甘く、苦く
第42章 磁石【先生と俺】
二宮side
先生の指がある一点に触れたとき、
体がどうにかなっちゃうと思った。
…想像以上に気持ちいいんだもん…
もっと痛いもんだと思ってたから
ちょっと安心…
「二宮、」
「ゃっ…」
先生の舌が首筋を這う。
ゾクゾクと快感が体に走る
俺じゃない俺に
なっちゃいそう…。
俺が乱れたら、先生に
引かれちゃうかな…?
嫌だ。それだけは。
先生に嫌われたくない。
いつでも俺中心に
考えて欲しい…。
っていうのは、
ただの我儘かもしんないけど…。
先生の中心はいつでも俺がいい。
俺の中心はいつだって先生だ。
「和也、指、抜くよ?」
「あっ…」
ずるりと先生の指が抜けて
圧迫感がスッと消える。
…やっぱり…あんなデカいもん
入んないかも……。
ここに来て弱気になってくる。
俺が先生を見上げたら、
察してくれたのか優しく抱き締めてもらえた。
……あったかい。
それに…いい匂い。
先生は太陽みたいな、
けど、ちょっと煙草臭い。
なんだかお父さんみたいな存在。
あ、恋人だけど。
先生の指がある一点に触れたとき、
体がどうにかなっちゃうと思った。
…想像以上に気持ちいいんだもん…
もっと痛いもんだと思ってたから
ちょっと安心…
「二宮、」
「ゃっ…」
先生の舌が首筋を這う。
ゾクゾクと快感が体に走る
俺じゃない俺に
なっちゃいそう…。
俺が乱れたら、先生に
引かれちゃうかな…?
嫌だ。それだけは。
先生に嫌われたくない。
いつでも俺中心に
考えて欲しい…。
っていうのは、
ただの我儘かもしんないけど…。
先生の中心はいつでも俺がいい。
俺の中心はいつだって先生だ。
「和也、指、抜くよ?」
「あっ…」
ずるりと先生の指が抜けて
圧迫感がスッと消える。
…やっぱり…あんなデカいもん
入んないかも……。
ここに来て弱気になってくる。
俺が先生を見上げたら、
察してくれたのか優しく抱き締めてもらえた。
……あったかい。
それに…いい匂い。
先生は太陽みたいな、
けど、ちょっと煙草臭い。
なんだかお父さんみたいな存在。
あ、恋人だけど。