甘く、苦く
第44章 末ズ【僕の世界、君の世界】
松本side
ニノには悪いと思ったけど
一人で店内に入った。
「…あ、これもいいな」
黒もよかったけど、
ピンクも捨てがたい。
いや、だったらタイツは黒の方が…
一人でそんなこと考えてたら、
店員さんに怪しまれた。
ここは自然に。
レジをなんとか通って
買ったのはピンクと白のメイド服。
タイツもしっかり買って
カチューシャも買った。
「…うん、完璧」
白い肌に似合いそうな
色合い。
急いで車に戻ると、
ニノはぶーたれてて。
「遅かったね…」
「え?そんなに経ってた?」
「…十分」
…遅いのか?
俺がそんな疑問を抱えながら
車を発進させたら、ニノは
袋をまじまじと見つめた。
「…変なもの買ってないよね」
…す、鋭い。
「いやいや、変ではない」
ニノの疑惑の目が
突き刺さって痛い。
でも、そのうち諦めて
ゲームを始めた。
ニノには悪いと思ったけど
一人で店内に入った。
「…あ、これもいいな」
黒もよかったけど、
ピンクも捨てがたい。
いや、だったらタイツは黒の方が…
一人でそんなこと考えてたら、
店員さんに怪しまれた。
ここは自然に。
レジをなんとか通って
買ったのはピンクと白のメイド服。
タイツもしっかり買って
カチューシャも買った。
「…うん、完璧」
白い肌に似合いそうな
色合い。
急いで車に戻ると、
ニノはぶーたれてて。
「遅かったね…」
「え?そんなに経ってた?」
「…十分」
…遅いのか?
俺がそんな疑問を抱えながら
車を発進させたら、ニノは
袋をまじまじと見つめた。
「…変なもの買ってないよね」
…す、鋭い。
「いやいや、変ではない」
ニノの疑惑の目が
突き刺さって痛い。
でも、そのうち諦めて
ゲームを始めた。