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甘く、苦く

第44章 末ズ【僕の世界、君の世界】

二宮side




「んぅぅ…っ」



ベッドに押し倒されて
唇を塞がれる。


ぬるぬると舌を絡められて
なんも考えられなくなる。


俺がいつもと違う格好してるからか、
妙に興奮してる。




「ニノ、かわいいよ」

「ばっ…///
かわいくなんてないしっ」



男の俺がこんな格好したって、
かわいいはずない。


潤くんはかっこいいよ。
なんにもしなくても、
俺のこと気遣ってくれて。

自慢の彼氏。

俺は自慢の彼氏になれてる?


たまに、そんなこと思う。



「ニノ、かわいい」

「何回もっ、言うなあっ…」



潤くんの唇が
首筋に降りてきた。


びくっと体が揺れた。

潤くんはそんな俺の反応を見て、
楽しそうに笑ってる。



もぅー。

その顔反則だよ。


そんな顔見せるの
俺だけだからね?



ふと、思ったことがあった。


潤くんが俺にこんな格好させるのって
男じゃなくて女とシたいから?


そんなはずない。

そんなわけないと思うけど…


考えれば考えるほど、
不安になって。


男なんかじゃなくて、
女とシた方が…。







俺、潤くんの隣にいていいの?

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