甘く、苦く
第47章 翔潤【Happiness of the from】
松本side
「好き、なのかもしれない。」
…なにが?
俺はその言葉を
出せなかった。
聞きたくなかったんだ。
この恋が終わりを告げそうで。
「…そっか、」
「でさあ、ソイツはさ、
俺のことなんて今日見なさそうでさあ。
弟みたいな感じなんだけど
頼りがいあるんだよな。
…この恋はさ、もう叶わねえと思うけど。」
翔さんはそう言って、
俺に照れたような笑みを返した。
…俺じゃ補えない?
そんな言葉出せないよ。
だって嫌われたくない。
「…そおかぁ。
俺もなんだよね。
俺の好きな人とは
きっと結ばれることが
ないんだろうなって、
ずーっと思ってるもん。」
翔さんと結ばれることなんて
ないんだから。
俺の気持ちは相葉くんとニノにしか
相談できないから。
目の前にいても、
伝える勇気なんて
これっぽっちもないんだ。
「好きだよ。」
「…え?」
翔さんは俺の方を見て、
ハッとした顔してた。
「あっ、あーーっ…」
翔さんは赤い顔を
両手で隠してしまった。
耳まで赤くなっている。
「翔、さん…?」
「や、ごめんマジで。
今の忘れて。口滑っただけ。
…うん、違うから。忘れて。」
…好きだよ。って…
確かにハッキリ聞こえた。
…なら俺も、この気持ちを
伝えてもいいのかな…?
「好き、なのかもしれない。」
…なにが?
俺はその言葉を
出せなかった。
聞きたくなかったんだ。
この恋が終わりを告げそうで。
「…そっか、」
「でさあ、ソイツはさ、
俺のことなんて今日見なさそうでさあ。
弟みたいな感じなんだけど
頼りがいあるんだよな。
…この恋はさ、もう叶わねえと思うけど。」
翔さんはそう言って、
俺に照れたような笑みを返した。
…俺じゃ補えない?
そんな言葉出せないよ。
だって嫌われたくない。
「…そおかぁ。
俺もなんだよね。
俺の好きな人とは
きっと結ばれることが
ないんだろうなって、
ずーっと思ってるもん。」
翔さんと結ばれることなんて
ないんだから。
俺の気持ちは相葉くんとニノにしか
相談できないから。
目の前にいても、
伝える勇気なんて
これっぽっちもないんだ。
「好きだよ。」
「…え?」
翔さんは俺の方を見て、
ハッとした顔してた。
「あっ、あーーっ…」
翔さんは赤い顔を
両手で隠してしまった。
耳まで赤くなっている。
「翔、さん…?」
「や、ごめんマジで。
今の忘れて。口滑っただけ。
…うん、違うから。忘れて。」
…好きだよ。って…
確かにハッキリ聞こえた。
…なら俺も、この気持ちを
伝えてもいいのかな…?