
甘く、苦く
第47章 翔潤【Happiness of the from】
松本side
翔さんの瞳は少し
潤んでいて。
それに煽られて、
舌を滑り込ませた。
キスの合間に漏れる吐息が
なんだか厭らしくて。
興奮していた。
翔さんのこんなかわいい姿、
見たことがなくて。
いつもかっこよくて
真面目で母さんみたいな
翔さんしか見たことなかった。
苦しくなったのか、
俺の胸板をとんとんと叩く翔さん。
それさえも、俺にとっては
興奮材料で。
あ、けど、苦しそうだったからやめた。
「…ばか」
「翔さんかわいー。」
「うっさいっ!」
体育座りして
顔を隠した翔さん。
…子供じゃないんだからさ。
少し呆れながらも、
これが翔さんだな、なんて
思っていた。
「…潤、ありがと」
「え?」
「コクってくれて…」
「コクってはないよ?
…好きって言われて嬉しかったの」
俺は恥ずかしくて、
翔さんからわざと
視線を逸らした。
翔さんの瞳は少し
潤んでいて。
それに煽られて、
舌を滑り込ませた。
キスの合間に漏れる吐息が
なんだか厭らしくて。
興奮していた。
翔さんのこんなかわいい姿、
見たことがなくて。
いつもかっこよくて
真面目で母さんみたいな
翔さんしか見たことなかった。
苦しくなったのか、
俺の胸板をとんとんと叩く翔さん。
それさえも、俺にとっては
興奮材料で。
あ、けど、苦しそうだったからやめた。
「…ばか」
「翔さんかわいー。」
「うっさいっ!」
体育座りして
顔を隠した翔さん。
…子供じゃないんだからさ。
少し呆れながらも、
これが翔さんだな、なんて
思っていた。
「…潤、ありがと」
「え?」
「コクってくれて…」
「コクってはないよ?
…好きって言われて嬉しかったの」
俺は恥ずかしくて、
翔さんからわざと
視線を逸らした。
