甘く、苦く
第48章 モデルズ【反比例・比例】
結婚式が終わって、
やっと睡眠時間。
「雅紀…」
潤の低い声が聞こえて、
少し体が強張った。
「にのとばっかり話して、
ずるいでしょ?」
「や…ごめ、なさ…」
潤はベッドに座ってた俺を押し倒して
首筋にちゅっと吸い付いた。
「全部…俺の。
雅紀は俺の。俺は雅紀の。」
「そ、だけどぉ…っ」
ひさしぶりの快感に
背筋がゾクゾクする。
潤の舌が首筋だけでなく、
いつの間にか胸にまで這っていた。
「脱がしたくなかったんだけどさ…。
…でも、どんな雅紀でも綺麗だよ?」
「ばっ…///」
潤が俺の左薬指にはめてある
光る指輪を見て満足そうに笑う。
「これ、雅紀に似合ってる。」
「あ、んっ…」
潤の指が俺の胸の突起を
優しく弄る。
声も出せないくらいの
大きな快感。
そのうち、すぐに登り詰めて
出してしまった。
「雅紀の…エロ。」
「ばっか…」
お腹にかかった
自分の白濁。
目に飛び込むのは、
卑猥な光景。
「雅紀…好きだよ。」
「うん、俺も…。」
潤の首に手を回して
俺は舌を絡めた。