甘く、苦く
第50章 お山【君のためにできること】
大野side
キスされたときはビックリしたけど
それ以上に嬉しくって。
「翔ちゃんが好き。」
やっとのことで発した声も
翔ちゃんはまた無視するの?
もう…あんな思いしたくなくて。
「なんか、言ってよ…。」
「……しい。」
「え?」
俯いていた翔ちゃんの顔は
俺の方へ向けられていた。
優しく微笑んで
俺の頭を撫でる翔ちゃん。
「……俺も好き。
だから、嬉しい。
こんな俺でよかったら…。
いつまでも付き合うよ?」
「っ……。
翔ちゃぁぁん。」
翔ちゃんに抱きつくのは
初めてじゃないけど、
なぜか、ドキドキした。
翔ちゃんの心音も、
聞こえてきた。
……音、おっきい。
俺と同じ気持ちなんだなあって
思うと、なんだか嬉しくて。
やっと気持ちが通じ合って、
気まずい雰囲気がなくなって。
「智くんだと…なんか、ね。」
「俺は翔ちゃんのままがいい。」
「……んー、さとっさん?」
「ネーミングセンスないね笑」
「うっせ笑」
「「笑笑」」
翔ちゃんと顔を見合わせて笑うのは
いつぶりなんだろう……。
幸せで幸せで。
この空間が
ずっと続いてほしい…。
そんなこと思ったのも
初めてだったから。
やっぱり翔ちゃんは
"特別"……だから。
キスされたときはビックリしたけど
それ以上に嬉しくって。
「翔ちゃんが好き。」
やっとのことで発した声も
翔ちゃんはまた無視するの?
もう…あんな思いしたくなくて。
「なんか、言ってよ…。」
「……しい。」
「え?」
俯いていた翔ちゃんの顔は
俺の方へ向けられていた。
優しく微笑んで
俺の頭を撫でる翔ちゃん。
「……俺も好き。
だから、嬉しい。
こんな俺でよかったら…。
いつまでも付き合うよ?」
「っ……。
翔ちゃぁぁん。」
翔ちゃんに抱きつくのは
初めてじゃないけど、
なぜか、ドキドキした。
翔ちゃんの心音も、
聞こえてきた。
……音、おっきい。
俺と同じ気持ちなんだなあって
思うと、なんだか嬉しくて。
やっと気持ちが通じ合って、
気まずい雰囲気がなくなって。
「智くんだと…なんか、ね。」
「俺は翔ちゃんのままがいい。」
「……んー、さとっさん?」
「ネーミングセンスないね笑」
「うっせ笑」
「「笑笑」」
翔ちゃんと顔を見合わせて笑うのは
いつぶりなんだろう……。
幸せで幸せで。
この空間が
ずっと続いてほしい…。
そんなこと思ったのも
初めてだったから。
やっぱり翔ちゃんは
"特別"……だから。