
甘く、苦く
第50章 お山【君のためにできること】
大野side
「うわ、翔ちゃんどうしたの?」
翌朝、翔ちゃんは
ひどく疲れた顔をしていて。
聞いても、だいじょぶだから…って
何があったのかも教えてくれないし
はぐらかしてばっかり。
……昨日の夜、
俺なんかしちゃったのかな。
翔ちゃんをベッドから突き落としたとか、
イビキ…してたつもりはないけど、
しちゃったとか……?
…なにしたか、わかんない。
「翔ちゃん?ごめんね?」
「え?なんで?」
「俺がなんかしちゃったんだよね?」
「いや、あの…。」
俺が俯きながら、
謝ってたら、抱き締められた。
急に温かくなる俺の体。
翔ちゃんの体温が
ちょうどいい。
「…さとっさん、
結婚ってどう思う?」
…結婚?
「結婚って、あの…。」
「どう思う?」
「え、それは、
俺と翔ちゃんが…?」
「…それ以外にある?」
翔ちゃん首を傾けて、
優しくキスする。
それがだんだん
濃厚なキスになって
息継ぎが難しくなった。
「…まだ、早いかなって思う。
だって、この前付き合い始めた
ばっかりだもん。」
「そう、だよね……。
ごめん。変なこと聞いて。」
そう言った翔ちゃんの顔は、
すごく暗かった。
「うわ、翔ちゃんどうしたの?」
翌朝、翔ちゃんは
ひどく疲れた顔をしていて。
聞いても、だいじょぶだから…って
何があったのかも教えてくれないし
はぐらかしてばっかり。
……昨日の夜、
俺なんかしちゃったのかな。
翔ちゃんをベッドから突き落としたとか、
イビキ…してたつもりはないけど、
しちゃったとか……?
…なにしたか、わかんない。
「翔ちゃん?ごめんね?」
「え?なんで?」
「俺がなんかしちゃったんだよね?」
「いや、あの…。」
俺が俯きながら、
謝ってたら、抱き締められた。
急に温かくなる俺の体。
翔ちゃんの体温が
ちょうどいい。
「…さとっさん、
結婚ってどう思う?」
…結婚?
「結婚って、あの…。」
「どう思う?」
「え、それは、
俺と翔ちゃんが…?」
「…それ以外にある?」
翔ちゃん首を傾けて、
優しくキスする。
それがだんだん
濃厚なキスになって
息継ぎが難しくなった。
「…まだ、早いかなって思う。
だって、この前付き合い始めた
ばっかりだもん。」
「そう、だよね……。
ごめん。変なこと聞いて。」
そう言った翔ちゃんの顔は、
すごく暗かった。
