無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

手を繋いだり、
キスをしたり。


そういうのが
恋人…

それで、欲を発散するのが
セフレ…



…俺たちは、
どっちなんだろう。

……だって、
手も繋ぐし、
デートも行くし。


でも、『付き合う』という
感覚はまるでなくて。

…というか、
あれはデートなのか？


それもよくわからない。


恋愛って不思議だ。

俺には理解ができない。


「智、なにさっきから
スマホばっか見てるの？」

「え…うそ、」

「ウソじゃないわよ。
さっきからずーっと
和くんとのトークルーム、
見てるじゃない。

なに？なんか約束してるの？」

「…いや、」



…ウソだろ。

俺、和とのトークルーム、
ずっと見てた…？

ウソだ。



和の顔を思い出したら、
胸がきゅっと締め付けられた。




…なんだこれ。








なんなんだよっ……