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僕達の日常

第2章 ~出会いから友達へ~

「あっ、ゴメン……ちょっとトイレに行って来るね…。」

僕は、お腹を押さえながら腹痛のフリをして店のトイレに向かった。

-夏樹視点-

「もしかして、聞かない方が良かったか…。」

秋葉の奴、お腹を押さえながらトイレに入って行ったけど、タイミング的に腹痛は演技だろうな。

「秋葉君、転校の理由を切り出された時に戸惑ってたもんね」

春香に言われ、確かに秋葉は俺が転校の理由を切り出した時に、凄く戸惑ってたのを思いだす。

「普通なら、転校の理由を聞かれたらよっぽどの事情がない限り、すぐに理由を答えられる」

「確かに…。」

冬美の言うとおり、普通ならすぐに答えれるけど、秋葉は答えれなかった。

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