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僕達の日常

第4章 ~冬美の剣道術~

「なんだ、青島はいねえのか」

ヤンキーの3年生の先輩方が、屋上に来るなり夏樹君がいないかこっちを見ていた。

「でもまぁ、白雪がいるから良いじゃん」

どうやら、先輩方の用は夏樹君と冬美さんにあるみたいだな。

「先輩方、何か用ですか?」

冬美さんの質問に、1人の先輩の口が開く。

「おい、青島はどうした?」

「夏樹なら、体調不良で休みですが」

それを聞くと、先輩方はニヤニヤし始める。

「最近、お前ら目立って調子こいてるみたいだからさ~」

多分、夏樹君と冬美さんによる上級生からの、下級生や弱い者への恐喝と同級生によるいじめの解決。

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