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僕達の日常

第4章 ~冬美の剣道術~

俺は、通話相手に結果報告をした。

『そうか、なら潜入の準備をする』

ついにか…。

『お前も戻って来たら準備をしろ
潜入後の作戦も練りたいからな』

「あぁ、わかってるよ」

『じゃあ切るぞ』

通話を切られ、iPhoneの電源を切るとポケットに閉まった。

「さてと、いよいよだ
これから忙しくなるぞ…。」

母さん、ついに始まるよ。

俺達のこと、ちゃんと見守っててね。

俺達は、母さんの仇を絶対に取るからさ!

「そのために、ターゲットとターゲットの子供を絶対にッ…。」

俺は、その思いを胸に抱きながら桃谷商店街の、奥へと歩き続けた。

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