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僕達の日常

第4章 ~冬美の剣道術~

辺りを見回しても、怪しい人物はいない…。

気のせいか…?

「秋葉!」

「えっ?」

肩を掴まれたので前を向くと、冬美さんが心配そうな表情を浮かべている。

「どうしたんだ?
もしかして、しんどいのか?」

「ううん
ただ、うどんの良い匂いがしたから少しボーっとしてた(苦笑)」

とりあえず、余計な心配はかけたくないから、適当な理由でごまかした。

「そうか?
なら良いが」

僕と冬美さんは、そのまま駅の改札に向かって歩き出す。

-???視点-

「……やっと、見つけたぞ」

俺は、iPhoneを取り出すと電話をかけた。

『もしもし?』

「俺だよ
やっと、ターゲットの子供を見つけたよ」

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