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僕達の日常

第5章 ~無期停学の逆恨みと動き出す不穏~

「あの、先生
僕が今回のことで、入院してることで心配かけたくないから…あの…。」

『言いたいことはわかるよ
クラスのみんなには、体調不良で休んでることにしてほしいんだろ?』

どうやら、安室先生は僕が言いたいことわかってたみたいだ。

「すみませんが、それでよろしくお願いします」

『わかったよ
桃園の白雪は、どうする?』

「さっき、夏樹君にメール送りました
安室先生にお願いすることと、春香さんと冬美さん以外には話さないってことを」

あの2人には、ちゃんと言っとかないとね。

『まぁ、元気そうで本当に安心したよ
それじゃあ、そろそろ』

「はい、わかりました」

電話を切って、僕は4階の病室に戻って行った。

◇良縁学園・1年C組◇

-夏樹視点-

「そっか、秋葉君体調不良なんだ」

「でも、来週には来れるんだよね?」

「おう!」

教室に着き、自分達の席に座ると信成と花音がやって来て、秋葉は体調不良ってことを言った。

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