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Decalogue

第2章 義兄妹の淫らな関係

真聖は不満げに映る優花の表情を読み取り
「まだ足りないんだろ?後でいっぱい楽しませてやるからな」
抱きしめると、耳元で甘く囁いた。
耳に触れた息に優花の体の奥が締め付けられ、戸惑ったような表情の優花に真聖は優しい笑顔を向けて
「シャワー浴びてくるよ。優花も入るか?」
「いい…後で入るから」
小さく呟くとゆっくりと真聖の膝から降りた。
「いい子で待ってろよ」
優花の髪を絡めるように撫でて小さく唇を重ねると、真聖は柔らかな笑顔を向けてベッドから降りてベールを捲くって部屋の奥に消えた。
優花は訪れた束の間の自由に安堵して、真聖の背中を見送った。

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