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真聖はキッチンの冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して飲みながら寝室に戻ると
「窓を開けて少し風を入れようか？」
「…うん」
優花はどちらでもいいような返事をする。
「こっちにおいで」
真聖が窓を開けると、柔らかな風が天蓋のベールを揺らす。
ベッドから降りてきた優花の足首には毛足の長いファーが巻かれた頑丈な足枷が嵌められていて、ベッドの太い柱に繋がれたチェーンが優花が動く度、鈍い金属音をたてる。
「寒くないか？」
「…大丈夫」
優花が小さなくしゃみをすると真聖は椅子に掛けてあるカーディガンを取り出して、優花の肩にかけた。
「…ありがとう」
真聖の大きなカーディガンで、はだけたままの下着姿を覆った。
「朝食まだだったな。コンビニのサンドイッチだけどいいよな？」
「…欲しくない」
優花は小さく呟いた。