無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　「このプールの水はサラっとしておりますのに、葵お嬢様のここはどうしてこんなにヌルヌルとしているのでしょうか？」

　葛城は指先に力を少しだけ込めると、葵の敏感な芽を左右に小刻みに揺らし始める。

　「ぃゃぁ……っ!!」

　声を上げない様にと必死に耐えていた葵だが、その大き過ぎる快楽の波に思わず声が上がってしまった。

　「駄目ですよ、葵お嬢様？ 気付かれても宜しいのですか？」

　そう言いながら、葛城は葵の胸の尖りを指先で弾き、もう一方の手で彼女の脚の付根を執拗に攻め立てる。葵はそれを必死に抑えようと葛城の腕を掴むが、力が入らずそれを留める事が出来ない。

　身体をくの字に折り曲げ、快楽の波に呑まれまいと、必死に抵抗をしてみるが、葛城に拓かれた身体は彼女の想いとは裏腹に、甘い愉悦に震えるばかりだ。

　声を上げられない事が、こんなにも快楽を増幅させるのだろうか。声にして逃す事の出来ない熱が、葵の身体の内側に蓄積されていく。

　「ふふっ。必死に耐えているお姿も可愛らしいですね。食べてしまいたい……」

　葛城はそう言いながら、彼女の肩に軽く噛み付いた。通常であれば痛いはずのそれも、今の葵には悦びにしかならない。

　「イキたいのでしょう？ イッておしまいなさい」

　葛城は腕の中の葵の身体が強張り、絶頂の時が近い事を悟ると、彼女を攻め立てる指の動きを一層速めた。

　その時だった。