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　それなのに、こんな昼間から情事に興じている自分達が酷く淫らに感じて。葵はこれまでに感じた事がない程の高揚感を覚え、大量の蜜を作っては溢れさせた。

　「凄いですね？ こんなに蜜を溢れさせて……。吸っても吸っても止まらない……」

　葛城は吸い付いていた唇を離すと、葵の顔を見ながらそう言って口元についた蜜を拭う。葛城の言葉は、葵に羞恥を齎し、一層身体を熱くさせた。

　「これは"栓"をして差し上げなければなりませんね？」

　葛城はそう言うと、二本の指を葵の花弁に沈み込ませる。内壁を擦られ、そこから生まれる悦楽に、葵の身体はビクビクと震えた。

　「こんなに容易く受け入れるとは……。淫らなお身体になったものですね」

　そう言いながら葛城は、葵の身体に埋め込んだ指をゆっくり抜き挿しし始めた。葛城の指が臍の裏側を擦ると、葵は耐えられなくなり、背を鞭の様にしならせた。

　「聞こえますか？ この厭らしい"クチュクチュ"と言う音が」

　葛城は、葵の中でバラバラに指先を動かしながら、蜜を掻き出す様に手を動かす。その度に奏でられる水音に葵の耳は犯されて行く。

　葵の内壁が葛城の指をキュッと締め付ける様に収縮すると、彼は葵の限界が再び訪れたのを知る。

　「おや？ もうイカれるのですか？」

　意地の悪い笑みを浮かべながら、執拗に葵の中を掻き回す葛城。葵は言葉に出来ない肯定を何度も頷いて彼に伝えた。