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(仮)執事物語

第12章 花は温室で咲き乱れ〔葛城〕


 葛城は、ショーツを引き摺り下ろすと、私を椅子に座らせ脚を左右に開く。私は抵抗する様に膝を閉じようとするが、葛城の両手がそれを阻み、閉じる事が出来ない。葛城の視線に晒される私の秘部。葛城はそこには触れずにじっくりとそこを眺めている。

(嫌だ……。恥ずかしい……)

 そう思うと、身体がカッと熱くなり、奥から蜜が溢れ出してしまった。それを葛城は認めると、ふっと笑みを浮かべる。

 「どうしました? 見られているだけで、興奮してしまったのですか? いやらしいお嬢様ですね?」

 そう言いながら葛城は、指先で溢れた蜜を掬い取り、肉芽に馴染ませるように擦り付ける。

 「ああ……。こんなにぬるぬるにして……。いけないお嬢様ですね。ほら、少し触れただけで……。ここもこんなにぷっくりとさせて……。何て美味しそうな……。我慢が出来ません。頂いても宜しいでしょうか?」

 葛城はそう言うと、私の返事を待たずに、秘部に顔を埋め、そこを舌で舐り始める。空調のファンの音だけが響く温室に、新たに葛城が蜜を啜る水音が加わった。

 「んん……。さや様の蜜は……芳醇なワインを頂いている時の様に……私を酔わせますね……。ああ……堪らない」

 葛城は私の腰に腕を回し、私が逃れられないように捕まえると激しく頭を左右に振りながら、肉芽を揺さぶる。葛城に吸い出された肉芽は、じんじんと痺れる様な快楽を脳に訴える。それを受け取った脳は、身体に信号を送り、蜜を作り出せと命令を下す。それの繰り返しだから、私の秘部からは止め処なく蜜が溢れてしまうのだ。

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