(仮)執事物語
第12章 花は温室で咲き乱れ〔葛城〕
葛城は、自身のボトムのファスナーを下すと、自分の欲棒を取り出し私のスカートを捲り上げる。そして少年に見せつける様に私の身体を硝子に押し付けると、自身の欲棒を私のクレヴァスに突き挿した。
「ひゃうん!?」
その衝撃に、私は身体をヒクつかせて軽く達してしまう。しかし、葛城はそれに構う事なく、私の中をその欲棒で掻き回し始めた。
葛城が腰を打ち衝ける度に、私の乳房が冷たい硝子に押し付けられる。少年がそれを熱っぽい瞳でじっと見つめている。次第に彼の顔は私の乳房の位置へと下りて来て、硝子と言う隔たりがなければ、触れてしまいそうなくらい近寄って来ていた。
(嫌っ! 恥ずかしいから見ないで……)
そう想いを込めて少年を見つめるが、彼はそんな私を目を爛々と輝かせて見ているだけ。彼には言葉は届かないと思った私は、葛城に止めてと願うが、彼は薄く笑って私の中を穿つだけだ。
葛城は外の少年に視線を移すと、顎で何かを指図する。少年は葛城のサインを始めは理解出来ないようだったが、葛城が身振り手振りで伝えると、その意図が分かった様に頷いた。
そして……。硝子越しに私の胸を舌で舐め始めた。
私の顔の下で少年が舌先を尖らせて、私の胸を舐る真似をしている。硝子越しに伝わる、少年の熱い舌の温度。透明な硝子越しに見える彼の舌はいやらしく蠢き、私は直に舐められている様な錯覚に囚われる。
「ふふっ。少年に舐められて感じているのですか? さっきよりも中が締まってきましたよ?」
葛城は私に覆い被さる様に、硝子の壁に手をつくと、片方の手を肉芽に当てて細かく左右に揺らした。