(仮)執事物語
第12章 花は温室で咲き乱れ〔葛城〕
「さやお嬢様は淫乱でいらっしゃいますね? 私以外の男に、このいやらしい乳首を舐められていると想像して感じていらっしゃるのですか?」
そう言いながら、葛城はガラスの壁についていた手を私の胸の尖りに移動させると、キュッと勃ち上がったそれを摘まんだ。そしてコリコリと捻る様に動かしながら、もう片方の手で下の肉芽を摘まむ。
「きゃあぁぁぁぁんっ!!」
同時に与えられた強い刺激に、身体が痙攣し葛城の欲棒を締め上げる。葛城は熱い溜息を吐くと、耳元で「乱れた貴女は本当にお美しい」と言って耳を舐め上げ、激しく腰を叩き付けて来る。
胸元では、少年が一心不乱に私の胸の尖りを舐める様に舌を動かしている。葛城と繋がっている所を他人に見られ、その他人が私の胸の尖りを舐め回す様に舌を動かしている異様な光景。しかし、それに興奮している自分も確かにいる。
でも、私が触れられたいのは葛城だけだ。胸の尖りも葛城だけに舐めて貰いたい。私がそう訴えると、葛城は嬉しそうに笑い、私の身体を反転させ、少年に背を向けさせる。そして前から私の中を穿ちながら、乳房を持ちあげ、その先端を口に含んで転がした。
「すみません……お嬢様。貴女を……試すような……真似をして……しまいました……」
私を穿ちながら苦しそうに葛城が言葉を紡ぐ。
「貴女は……私でなくても……いいのでは……ないかと……っ!!」
「そんな事……あるわけないじゃないっ!!」
私は葛城の首に腕を回し、彼の頭を抱き締める。私の胸に埋もれた葛城は、安堵の溜息を漏らし、私の胸の谷間で頬擦りをした。