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(仮)執事物語

第14章 【特別編】ココロとカラダ〔高月〕


 「いいですか? 斗夢様。貴女の為に、私はいるのです。それが分からない貴女には……お仕置きです」

 ああ……。始まるのだ。高月の"お仕置き"が。それは甘美な快感を伴う、長い長い享楽の時間。それを思うだけで、僕の身体は蜜を溢れさせる。

 「"お仕置き"と聞いただけで、もうこんなに溢れさせるとは……。本当にいやらしいお身体になったものですね?」

 「やだ……。言わないで……」

 高月の言葉に恥ずかしくなった僕は、両手で顔を覆ってそう言う。この時の僕はもう、完全に女になっていた。恥じらう僕の様子を高月は楽しそうに笑て見ながら、僕の脚を撫でまわす。ああ。始まった。僕はまた焦らされるのだ。アソコが疼いて堪らないのに。高月は直ぐに触ってくれない。ゆっくりと撫でられる皮膚から、じわじわと緩い快楽が拡がり敏感な部分を疼かせる。触られてもいないのに、僕の胸の尖りは勃ちあがり、肉芽は膨れ上がるのだ。寸前まで自慰で高まっていた身体は、狂おしい程に快楽を求めて疼き震える。

 「お願い……高月……意地悪、しないで……」

 僕は震える声で、高月に懇願する。しかし、これだけでは高月は絶対に僕の思い通りになんか動いてくれない。口の端を吊り上げながら、僕の肌を撫でるだけだ。だから僕は強請らなければならない。なるべく淫らに。高月がその気になってくれる様に。僕は高月の顔の前に、秘部を掲げる様に腰を浮かせると、指で肉芽の周りの皮を左右に開きお願いする。

 「高月……僕のいやらしいココを舐めて下さい。吸って、転がして虐めて……?」

 僕が羞恥に堪えながら、やっとの思いでそう言うと高月はニコリと笑い「畏まりました」と言って、僕の浮いた腰を両腕で支え、ゆっくりと尖らせた舌を肉芽に近付けていく。そして僕はその様子を期待を込めた目で見守るのだ。

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