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(仮)執事物語

第14章 【特別編】ココロとカラダ〔高月〕


 「高月……お願い……こっちも舐めて……?」

 僕は高月の手を脚の間へと導き、意識をそちらに持って行こうとする。すると高月は、「今日はもっと良い物を上げましょう」と言ってニコリと笑った。

 高月は僕の下着を引き摺り下ろすと、両脚を割り、その間に顔を埋めてぴちゃぴちゃと肉芽を舐め始める。玩具で散々弄ばれたそこは、舐め回されるだけじゃ物足りなくて。僕は腰を浮き上がらせて、吸って欲しいと強請る。高月はいつもの様に「畏まりました」と言うと、何故か僕を立ち上がらせた。

 「ソファの背凭れに手を付いて、お尻をこちらに向けて下さい」

 そう言われ、恥ずかしいけれど僕は言われた通りの体勢を取る。高月は僕の後ろに座ると、裸の尻をゆっくり撫でまわし、愛し気に頬擦りをした。どうしたと言うのだろう。今日の高月はやはりおかしい。

 高月は頬で僕の臀部の感触を愉しんだ後、顔を離すとお尻の割れ目を左右にゆっくり開いた。これじゃあ、アソコどころかアナルまで丸見えだ。恥ずかしい……。そう思うと菊の門がキュッと締まる。それを見た高月は、クスッと笑った後、そこに舌を這わせた。

 「ひゃっ!? 何!? 汚いよっ!?」

 僕は慌てて、高月の舌から逃れようとしたが、高月は「斗夢様の身体で汚い所などございません」と言い切って、そこを舐め回した。そして潤ったアソコに高月の中指が押し込まれ、微妙な振動で僕の快感を煽り始める。親指は勃ち上がった肉芽に添えられ、一緒になって揺さぶられると、僕は腰をくねらせ快楽に身悶えた。

 「やっ……あんっ!! 気持ち……いいよぉ……」

 僕は背凭れを掴んでいる手に頭を載せて、快楽に身を委ねる。"クチュクチュ"と僕の中を擦る音が、次第に"グチュグチュ"と重い音に変わっていき、僕は自分が異常に濡れている事に気付いて恥ずかしくなる。

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